なぜ胃の不調が起こるの?
「食べているはずなのに痩せていく」
「いつも胃の調子が悪い」
「肉を食べると胃がしんどい」
「おならが臭い」
これらに該当する方はもしかすると、胃の粘膜が萎縮していたり胃酸の分泌が弱い可能性があります。
胃酸に含まれるのはタンパク質を分解する酵素。
咀嚼することにより歯で噛み砕かれた食べ物を受け止め、
ドロドロの状態になるように働くのが胃の役割ですが
胃酸が十分に分泌されていないとこの働きが弱まります。
結果的に消化不良を起こし、未消化便や下痢になることも。
日頃から不調を感じている方だけでなく、
年末年始や新年会などイベントが続いて胃腸が疲れていたりする方も含め
一旦ご自身のケアをしてみてはいかがでしょうか。
1)手を添えた腹式呼吸(ツボ+リンパ)
腹部には乳び槽とも呼ばれる深部リンパ節が存在します。
ここが滞ると胃腸の働きが低下してしまうことがあります。
胃の働きを整えるツボとともにリンパもケアしていきましょう。
①お臍の上に指4本を当てた上にあるツボ「中脘(ちゅうかん)」に人差し指と中指を当てます。
②4秒かけて鼻から大きく息を吸い込みます。
③4秒息を止めます。
④ツボを押しながら8秒間かけて口から「ハーッ」と息を吐き出します。(途中で吐ききっても8秒は数えてください)
これを10回繰り返します。
2)足のツボでケア
足の甲側で、足の人差し指と中指の間にある、人差し指側の骨際にあるツボ「内庭」と、その裏にある「裏内庭」を刺激します。
左右5回程度、ゆっくり3秒ほど押しましょう。
3)膝下のツボでケア
膝のお皿の下にある2つのくぼみのうち外側にあるくぼみから、足先に向かって指3本分下にある「足三里」を押します。
左右5回程度、ゆっくり3秒ほど押しましょう。
4)お腹周りのリンパケア
胸の下のあばらを、体の中心側から脇腹に向かってさすります。
5)鎖骨周りのリンパケア
鎖骨リンパ節は全身を巡った老廃物を乗せたリンパが血管に向かって流れ込む大事な場所です。
鎖骨から肩にかけてさするようにリンパを流しましょう。
いかがでしたか?
ツボのケアを行うと経絡の状態が整うので
胃腸の機能も回復しやすくなり、食べたものの消化がしやすくなるかもしれません。
特別ふだんは胃腸の不調を感じられていない方でも、
お腹を触って冷えている方は是非試してみてくださいね。